- 楽天ビジネスカードの特徴は?
- 楽天ビジネスカードのデメリットは?
- 楽天ビジネスカードとよく比較されるカードは?
楽天ビジネスカードの発行を検討している方で、上記のような疑問をお持ちでの方もいるのではないでしょうか
筆者もサラリーマンから個人事業主になるにあたり、ビジネスカードをいろいろと調べました
もちろん楽天ビジネスカードについても調べました
結論から言うと、楽天ビジネスカードには以下のメリット・デメリットがあります
▽メリット
- 高還元率
- ETCカードの発行無制限
- ビジネスカードで貯まったポイントの個人利用が可能
▽デメリット
- ビジネスカードのみの発行不可
- 支払い方法が1回のみ
- 限度額がプレミアムカードと共通
特に貯まったポイントとその利用方法は、個人事業主にとってメリットが大きいです
今回上記メリット・デメリット、比較されるカードについてまとめていますので、ぜひ最後まで読んで参考にしてください
楽天ビジネスカードの特徴
まずは楽天ビジネスカードの特徴について見ていきましょう
基本還元率
楽天ビジネスカードは、100円につき1ポイント楽天スーパーポイントが貯まります
つまり、ポイント還元率は1.0%となります
一般カードと違い、法人カードはポイント還元率があまり良くありません
還元率が0.5%というカードもたくさんあるなか、還元率1.0%は高還元の部類に入ります
楽天スーパーポイントであれば、楽天市場をはじめ、さまざまなところで使えるので、ポイントを失効させることもないでしょう
楽天市場でのポイント還元率
先ほど楽天ビジネスカードのポイント還元率が1.0%とご紹介しましたが、楽天市場でビジネスカードを使用するとさらにポイントアップします
具体的には以下の条件を満たす必要があります
▽条件
- 楽天カード利用特典:2.0%
- 楽天ビジネスカード利用特典:2.0%
- 楽天市場のアプリから買い物をする:1.0%
- 引き落とし口座を楽天銀行にする:1.0%
これさらに通常利用のポイント1%が加わります
つまり、楽天市場で楽天ビジネスカードを使用して買い物をするだけで、
通常ポイント1.0%+楽天カード利用特典2.0%+楽天ビジネスカード2.0%=合計5.0%
なんと5.0%還元になります
そのほかの条件もカンタンに達成できるので、6.0%〜7.0%還元も実現可能です
貯まったポイントの有効期限は1年間ですが、新たにポイントを獲得すると有効期限がそこから1年間になるので、実質無期限にすることができます
ポイントが個人カードに貯まる
楽天ビジネスカードで貯まったポイントは、個人用の楽天プレミアムカードに貯まります
つまり、経費で払って貯まったポイントを私用で使うことができるということです
楽天スーパーポイントは楽天市場をはじめ、楽天トラベルや楽天ブックスでも使用できるので、ポイントの使い道には困らないでしょう
ETC発行枚数が無制限
1枚目は無料、2枚目以降は550円がかかりますが、ETCカードの発行枚数に制限はありません
ビジネスカード1枚に対して、ETCカード1枚というところが多いなかで、発行枚数の制限がないのは大きなメリットです
Visaビジネスオファー
楽天ビジネスカードには、ビジネスカード限定の特典”Visaビジネスオファー”のサービスが付帯しています
Visaビジネスオファーでは、下記の例のようなビジネスに関わるさまざまな優待サービスが利用できます
▽優待サービス例
- Google Workspaceが月額3ドル
- Dropbox初年度40%割引
- 日本交通を優待料金で利用可能
- スプリントの印刷サービスが5%引き
- ブラザーダイレクトクラブにて、全商品10%引き ほか
>その他優待についてはこちらを参照してください
楽天ビジネスカードのデメリット
ここからは楽天ビジネスカードのデメリットについても見ていきましょう
国際ブランドがVISAのみ
一般の楽天カードはVISA、MasterCard、JCB、AMEXから自分の好きな国際ブランドを選ぶことができます
しかし、楽天ビジネスカードは国際ブランドがVISAのみのため、自分で選ぶことはできません
ただ、VISAは国際ブランドの中でもシェアが一番高いブランドです
出典:イプソス株式会社「2020年キャッシュレス大規模調査」
そのため国内はもちろん、海外での利用でも困ることはないでしょう
支払い方法は1回のみ
楽天ビジネスカードには支払いの制限があります
具体的には
- キャッシングが利用できない
- 分割払いが使用できない
が挙げられます
大きな買い物など、まとまった金額の支払いを行う際、分割払いができないのはかなりのデメリットです
追加カードが作れない
楽天ビジネスカードは1人につき1枚しか持つことができません
追加カードが発行できないということは、目的によって使い分けができない、あるいは従業員にビジネスカードを持たせることができないということです
個人事業主で目的別にカードを分けることがないのであれば問題はありませんが、そのほかの場合には大きなデメリットになるでしょう
ビジネスカードのみの発行不可
楽天ビジネスカードは単体での発行ができません
必ず楽天プレミアムカードと一緒に作らないといけません(すでに所有している場合を除く)
ただ楽天プレミアムカードにはプライオリティ・パスや旅行傷害保険など楽天ビジネスカードにはないサービスが充実しているので、持っていて損はないです
限度額が合算
先ほどお伝えしたとおり、楽天ビジネスカード(ビジネスシーン)を作るには、一緒に楽天プレミアムカード(プライベート)も発行が必要です
楽天ビジネスカードと楽天プレミアムカードの限度額は合算され、利用枠は最大300万円までとなります
プライベートで楽天プレミアムカードを頻繁に使用するようなことがあれば、ビジネスシーンでいざ楽天ビジネスカードを使用としたときに利用枠が足りないということになりかねません
よく比較されるカード
楽天ビジネスカードとよく比較されるクレジットカードについて見ていきましょう
三井住友カードビジネスオーナーズ
三井住友のナンバーレスカードです
条件を満たせば、最大1.5%ポイント還元になります
▽基本情報
基本還元率 | 0.4%〜 |
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年会費 | 永年無料・ゴールドは5,500円(年間100万円利用で永年無料) |
国際ブランド | VISA |
セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス
コンシェルジュサービスやプライオリティ・パスの特典があり、コスパの高いプラチナカードです
▽基本情報
基本還元率 | 1.125%〜 |
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年会費 | 22,000円(年間200万円の利用で翌年年会費11,000円) |
国際ブランド | アメックス |
EX Gold for Biz
年間の利用額に応じてポイントの還元率が変わるカードです
また法人カードでは珍しい、国際ブランドがVISAとMasterCardから選べるカードです
▽基本情報
基本還元率 | 0.5%〜 |
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年会費 | 初年度無料(翌年2,200円) |
国際ブランド | VISA、MasterCard |
アメックス・ビジネス・ゴールド・カード
ラウンジや旅行傷害保険はもちろん、ビジネス周りの各種サービスも非常に充実しており、ステータスも高いカードです
▽基本情報
基本還元率 | 0.5%〜 |
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年会費 | 36,300円 |
国際ブランド | アメックス |
まとめ
楽天ビジネスカードは、単体での発行不可や利用枠がプレミアムカードと共通であると言うデメリットがあるものの、高還元でETC発行枚数が無制限などメリットがたくさんあります
またビジネスカードの使用で貯まったポイントを私用で使えるのも大きなメリットです
特に個人事業主であれば享受できる恩恵は大きいです
楽天ビジネスカードは持っていて損のないカードです